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年をとったライオンとキツネの話
年をとったライオンが獲物をとれなくなりました。
ほらあなの中に横たわり具合が悪いふりをして、見舞いにきたくれた動物を捕らえて食べてしまいました。
頭の良いキツネがほらあなのまえにやってきましたが、なかに入らないで外からライオンに声をかけました。
「おおい、ライオン君元気かい。」
すると、中にいたライオンは「きつねや、どうして中に入らないのかい?」と訪ねると、
キツネは「ほらあなの中に動物たちが入って行った足跡はあるんだが、出てきた足跡がないんだよ。きっとみんな楽しくて家に帰りたくないようでほらあなにいるんだろうね。僕はそうなっては困るので入らないんだよ」
そういって、説明してあげました。
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