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ロバとウマの話
むかしむかし、ある旅人が、ロバとウマを連れて、荷物を運んでいました。
ロバが荷物の重さに耐えかねてウマにこう言いました。
「ウマ君、ウマ君、ちょっと僕の荷物を持つのを手伝ってくれないかい。」
すると、ウマは「僕だって重いんだ。悪いけど出来ないよ。」
そのうちに、ロバは疲れて死んでしまいました。
それから飼い主は、ロバの荷物を全部ウマに運ばせました。
ウマは「少しの荷物をことわったばかりに全ての荷物を運ぶはめになってしまった。」と後悔しました。
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